from the Kitchen

IL Casita キッチンより、旬の情報をお届けいたします!


 

さて、今回は湘南の腰越シラスです。
漁師さんに頼み込んで、特別に"漁船"に乗せて頂きました。

 


江ノ電「江ノ島駅」の次の「腰越駅」を下車して、3分です。


漁師さんの迷惑にならないように
ふらふらしながら漁船に乗り込んで・・・


おっしゃ〜行くぜぇ〜


富士山も見えて最高のロケーション


予想していたよりも海岸の近くをぐるぐる回りながら、
魚群探知機で探すこと30分。


仕掛けておいた網を機械でたぐりよせます。


『オドシ網』で奥へ追いやってから、
細かい網の中に少し粗めの網を入れて
大きめの魚を先に取り出します。


最後にお目当てのシラスをゲット。

捕獲の様子(動画)
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『生きているシラス』を素手で!
実は漁師さんしか食べられないんです。

何故かというと、
捕れたらすぐに『氷付け』にして〆てしまうからです。
だから船の上だけの特権。

 

陸にあがってからは、ベテランのおじさんが
美味しく『釜』で茹であげてくれます。


こ〜んな感じで『釜揚げシラス』は干されるんですね〜。


なぜこんな所に"どんぶり"が・・・?
まさか、シラス丼??


やっぱりこの人、サニーテーブルの吉田シェフ・・・家から持参(笑)。
今回のシラス漁見学も彼の紹介で実現しました。
レスラーみたいで強面ですが、人一倍気まわしの出来る面白い人です。


現地の人ではありませんよ〜。カシータの山田社長です。
夢中になって食べてます。
私も食べましたが、こうゆうのが『本当に美味しい』のだなと改めて実感。


勘由丸の皆さんとパチリ。

最高に貴重な体験をさせて頂きました。
本当にありがとうございました!


この後、防波堤で皆しばし休憩。


あれ、社長、突然靴下脱いで何処へ?

あ〜あっという間にあんな遠くまで行っちゃったよ。

自由な感じ・・・(笑)。






さて、<料理編>です!


生まれて初めて、船の上で「生きた、繊維質を感じるシラス」を食べましたが、
おじさんが茹であげた「釜あげシラス」は更に美味しい食材。

このまま『醤油・ごはん・ギョク』も良いのですが、
パスタテーブル イルカシータではこんな感じで提供しています。

  今回使う材料は・・・


腰越釜揚げシラス
三浦半島の菜の花
※菜の花はなくなり次第、
旬の「夏クレソン」に変わります。

岩手県軽米町のニンニク
カラブリア産の小さいけど辛〜い唐辛子
シチリア産のカラスミ

バリラのバヴェッティーニ
ヴァレーナ社のアンチョビペースト


ピュア油に軽くつぶしたニンニクと唐辛子を火にかけます。


最初は強火でも良いですが、
油にニンニクの香りをのせるので弱火に落とします。


こんな感じになったら


シラスを加えて軽く炒めます。


白ワインを加えてとばしたら、
野菜でとったブロードを加えます。


アンチョビも入れて、ベースとなる味をしっかり決めます。


美味しく作るコツは、
茹でたパスタを入れる前のパスタソースの状態を覚えて、
常に同じ味にすることです。


パスタが茹であがる1分前に、菜の花を加えて茹でます。


パスタと菜の花を先ほどのソースの中に入れて合わせます。

前回も書きましたが、ソースは必ず沸いた状態で!!

パスタとソースを同じ熱〜い温度で合わせないと
美味しくなりませんよ〜。


仕上げに、カラスミをスライスしたものを上から飾って出来上がり。
スライスの厚さも厚すぎず、薄すぎずに。
厚すぎると食感壊します。
(ちなみに、これはラージサイズです。)


私、秋田は、実を言いますとニンニクと辛いものが苦手(笑)。

イタリアンのシェフにあるまじきことなのですが、
今回使った岩手県の「軽米ニンニク」はホクホクしていて、
私でも丸ごと食べられる上品な味です。
ニンニクというより「芋」に近い食感です。


イルカシータでは「ペペロンチーノ'ズ」と称して、
この「岩手の軽米ニンニク」を使ったパスタを数種提供しています。
こちらも宜しくで〜す。
スタッフ一同、お待ちしています!

2011.06.06 IL Casita 料理長 秋田 和則